Civil Engineering

土木事例

奈留川排水路POL部分改修工事

概要

工事名 奈留川排水路POL部分改修工事
工期 当初 平成27年2月9日~平成27年10月30日
変更 平成27年2月9日~平成28年3月31日
場所 北谷町字桑江伊平地内
工事概要 道路部一式
上・中・下流部排水路工一式
赤土等流出防止対策
工法 RC造3階建て

 

現場代理人コメント

当工事は米軍基地レスター内の河川改修工事で、作業員他関係者はパスにてゲートより入構するという制限が設けられました。  工事の主要な部分はスクリーン(※水門ゲート)という製品で本工事の内訳の中で約40%の比率を占めています。また、特殊なステンレス素材で、新たに開発した省合金型二相ステンレス鋼(NSSC2120)を使用し、耐食性に加えて高い強度(従来のSUS304等に対して2倍)を有しており、薄肉化・軽量化が可能だという事で今回の採用となっています。

 

着手時から米軍埋設物(上水道・下水道・電気・電話・POL)等の全ての試掘を行い米軍担当部署との調整及び承諾に時間を要し、その期間約6ヶ月間、工期のほとんどをその試掘調査に費やし、工期延長を行いました。 本工事排水路部施工に於いては、雨も考慮に入れながら、1スパン毎に型枠組立を行い生コンポンプ車にて打設するサイクルと現場配合試験も打設毎に採取する品質管理を行いました。 予期せぬ事も多く、苦労の連続でした。

 

また、土留工施工中に米軍用地道路部に亀裂が発生し、埋設物関係に危険を及ぼす恐れがあるとの理由で施工途中での中止決定が決まりました。

 

今回、工期内での竣工は出来ませんでしたが、“無事故で工事を終えた事”と“出来栄え”は、十分に満足のいくものとなりました。